米国選抜が10連勝へ王手 副主将・丸山茂樹は世界選抜の戦いをどう見た?
<プレジデンツカップ 3日目◇28日◇ロイヤルモントリオールGC(カナダ)◇7279ヤード・パー70> 16歳高校生“マツヤマ”がドラコンで349.6yd【写真】 2日目は、世界選抜がフォアサム5試合で全勝と、一気に形勢を立て直したが、午前にフォアボール4試合、午後にフォアサム4試合が行われた3日目は、2勝6敗で2ポイント(pt)の加算にとどまり、11対7と4ptビハインドとなった。 松山英樹は2日目に7&6と圧勝したイム・ソンジェ(韓国)と、引き続きペアを組んだ。フォアボールではパトリック・キャントレー&サム・バーンズ組に2&1で惜敗。その後、フォアサムではスコッティ・シェフラー&ラッセル・ヘンリー組に3&2で黒星がついた。 副主将を務める丸山茂樹が、松山の戦いぶりを総括。「珍しくこう、自分のことをコントロールできなかった姿を見たかなという感じはしますかね。(ショットも)全体的なバランスが悪くなったのは久しぶりに見たかなって感じがする。スクランブリングがやっぱりうまくいっていない」 さらに、松山の対戦相手となったシェフラーについては「ゴルフって結局、一日寝ると何が起こるか分からない。シェフラーも持ち直した部分はあって、やっぱり150ヤード以内はさすがで、世界一のアイアンプレーヤーと言われるだけのことがある」と舌を巻いた。 最終日は全選手が出場し、シングルス12試合が行われる。そして、松山は再びシェフラーとの対戦を控えるが「いい戦いになるんじゃないかな。もう別に何もかける言葉なんかない。基本根性論しかないから。 やっぱり根性に関してはね、日本人って負けないぐらい持っていると思うんで、静かなる根性論がこっちにあるよね」。 米国選抜が10連勝に王手をかける状況で逆転勝利は「相当厳しい」と見ているが、最後は“気持ち”が勝敗を左右すると、副主将として最後まで選手たちの戦いを見守る。