死んだ子牛を不法埋設 復興牧場の元社長ら在宅起訴 福島
福島地検は26日、福島市土船の復興牧場敷地内に死んだ子牛を不法に埋めたとして、牧場を運営する「フェリスラテ」と同社の元社長(53)=同市=ら2人を廃棄物処理法違反の罪で在宅起訴した。地検は2人の認否を明らかにしていない。在宅起訴されたのはほかに、元役員で同市の会社員男性(45)。 起訴状によると、2人は2020年1月2日~昨年6月25日ごろまでの間、死んだ子牛約140頭分に当たる約1.4トンを同牧場敷地内に埋めたとしている。 福島署が昨年7月に牧場を強制捜査し、今年5月に書類送検していた。元社長は昨年7月、福島民友新聞社の取材に「自分たちの敷地内で適正に処理すれば良いという認識だった」と答えていた。 同牧場は東京電力福島第1原発事故で生産休止に追い込まれた相双地方の酪農家がフェリスラテを設立、15年に完成していた。
福島民友新聞