W杯アジア最終予選2位争いは混沌 サウジ完敗、豪州ドローで「さらに複雑となった」
「2位争い」が混沌としてきた。北中米W杯アジア最終予選C組の第6戦(19日=日本時間20日)が各地で行われ、強豪オーストラリアは敵地でバーレーンと2―2で引き分けた。前半1分に先制するも後半に逆転を許し、1―2で迎えた後半アディショナルタイムに追い付き、勝ち点1を積み上げた。サウジアラビアはアウェーでインドネシアに0―2で敗戦した。 この結果、勝ち点7としたオーストラリアが2位。勝ち点1差で他の4か国が並ぶ大混戦。得失点差などでインドネシアが3位に浮上し、サウジアラビアが4位、バーレーンは5位、中国が最下位となった。今予選はグループの1、2位がW杯出場権を獲得。3、4位は次の予選ラウンドに進むが、残り4試合で先行きは見えない状況だ。 土壇場で勝ち点1を積み上げ、2位をキープしたオーストラリアの地元メディア「ABCニュースは「この結果により、W杯自動出場(2位以内)の道はさらに複雑となり、(トニー)ポポビッチ監督率いるチームにミスを許す余地はほとんどなくなった」と伝えた。 B組の韓国は格下パレスチナに中立地で1―1と引き分けも首位を堅持。オマーンは本拠地でイラクに0―1、クウェートはホームでヨルダンに1―1だった。A組の北朝鮮はホームでウズベキスタンに0―1で敗れ、首位イランは敵地でキルギスに3―2で競り勝った。アジア王者カタールはアウェーでUAEに0―5と大敗した。
東スポWEB