【MLB】リーグ優勝決定シリーズ進出のメッツ 大事な初戦の先発投手は? 千賀、セベリーノ、マナイアが候補
メッツは地区シリーズでフィリーズを3勝1敗で破り、2015年以来9年ぶりとなるリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。リーグ優勝決定シリーズではドジャース対パドレスの勝者と対戦することになるが、日本時間10月14日に行われる第1戦まで日程の余裕があるため、カルロス・メンドーサ監督には第1戦の先発投手について千賀滉大、ルイス・セベリーノ、ショーン・マナイアという3つの選択肢がある。「我々は今、議論しているところだ」と語るメンドーサ監督だが、大事な初戦の先発をいったい誰に託すことになるのだろうか。 熱戦が続くポストシーズンの日程・結果一覧 メンドーサ監督によると、第1戦の先発投手は試合前日の日本時間10月13日に発表する予定だという。今季最も安定した活躍を見せたのはマナイアであり、レギュラーシーズンでは12勝6敗、防御率3.47、184奪三振の好成績をマーク。地区シリーズ第3戦でも7回3安打1失点の好投を披露した。しかし、マナイアをリーグ優勝決定シリーズ第1戦の先発に起用すると、千賀とセベリーノの登板間隔が空きすぎるという問題が生じる。 ローテーションの順番通りならば、地区シリーズ第1戦に先発した千賀をリーグ優勝決定シリーズ第1戦にも起用するのがスムーズだ。ただし、千賀は故障明けのため、地区シリーズ第1戦では2回31球しか投げなかった。次の登板も3回45球前後がメドになるだろう。よって、タイラー・メギルやデービッド・ピーターソンといった長いイニングを投げられる投手で千賀をバックアップする必要が出てくる。第1戦からブルペンをフル動員するのは得策ではないかもしれない。 もしマナイアを第1戦、千賀を第2戦に起用した場合、セベリーノは中9日で第3戦に先発することになるだろう。レギュラーシーズン中にこれだけ間隔が空くことはなく、セベリーノは難しい調整を強いられることになる。また、地区シリーズ第4戦に先発したホセ・キンタナはローテーションの順番通り、リーグ優勝決定シリーズでも第4戦に先発することが有力視されている。 「ドジャースとパドレス、どちらと対戦するかは先発投手の決定には影響しない」と語っているメンドーサ監督。千賀、セベリーノ、マナイアの3人を第1~3戦にどのように並べるのか、もうしばらくのあいだ、頭を悩ませることになりそうだ。