60代、美容のプロの食事ルール。食べる順番を工夫すれば、太りにくくなる
毎日食事の内容に気をつかうのはなかなか難しいもの。美容ジャーナリストの天野佳代子さんは、「発酵フード」と「食べ順」で若々しさを保っているのだそう。簡単に取り入れられる3つの「老けない食ルール」を伺いました。医師の小林暁子さんによるコメントも併せて参考にしてみてくださいね。 【写真】食前に「食物繊維」で太りにくく
健康と美容を支えるのは腸内環境
“奇跡の67歳”と称される天野佳代子さんが、健康と美容のために大切にしているのが「腸内環境」です。 「便秘薬をずっと飲み続けてきたのですが、40代前半で医師から薬を止められて。そこで腸内環境を整えるために食物繊維と発酵食品を食事に取り入れたところ、お通じも肌の調子も改善。人からほめられるようになったんです」 それ以来、腸内環境を整える食事を心がけている天野さんですが、メインは朝食。玄米などをしっかり食べ、夕食は軽くすませることが多いそう。 「仕事のあとは疲れてごはんをつくる気が起きず、コンビニに頼りっきり(笑)。ただ、必ず発酵食品や食物繊維を多く含むおかずを選ぶようにしています。この食生活を続けていて体調はいいし、ストレスもゼロ。私にちょうどいいスタイルだと思っています」
美の秘訣!3つの老けない食ルール
天野さんが心がけている3つのルールをご紹介します。
●発酵食品と食物繊維を優先的にとる
発酵食品と食物繊維は毎食できるだけとるように。「発酵食品は漬物、ヨーグルトなど1日数種類。食物繊維は食事だけではたりないので、おやつに茎わかめを食べたり、サプリも活用」
●1日のご飯の比重は朝>昼・晩に
「年のせいか3食ガッツリはもう無理(笑)。主食は朝だけで、夜は軽くがいちばん体調がいいみたい」。もち麦入り玄米おにぎり、具だくさんのおみそ汁、漬物、ヨーグルトが朝の定番です。
●血糖値の急上昇はNG!野菜や海藻から食べ始める
天野さんには、血糖値の乱高下が原因で動けなくなった経験が。「それ以来、血糖値の上昇を抑える食物繊維を含む食品から食べるルールに。太りにくくなるうれしい効果もありました!」
医師が評価!「細胞を若々しく保つ食生活が優秀!」
医師の小林暁子さんに、天野さんの食生活を評価してもらいました。 「食物繊維が豊富なものを選ぶ工夫が◎。ノンカフェインの飲み物で水分補給している点も細胞の若々しさにつながります。プロテインや海藻類は体質によっては食べすぎに注意」(小林先生)
ESSE編集部