神奈川県・黒岩知事が定例会見5月12日(全文3)休業緩和は慎重に対応したい
拠点医療機関の果たす役割は?
読売新聞:読売新聞の【サトウ 00:41:36】です。小児コロナ受け入れ医療機関についてお伺いしたいんですけれども、拠点医療機関というのは具体的にどういった役割を果たしていくんでしょうか。 黒岩:これ、お手元の資料にありますよね、病院の名前がね。そこが司令塔、地域ごとに商品の場合にはブロックが出来上がってるんですね。そこで、まずはどこにそれを搬送するのかといった辺り、地域の司令塔です。その役割を果たしていて、そこに紹介すると、じゃあうちのエリアのどこの病院に運びましょう、そういうオペレーションをやってくれると、そんなふうに受け止めて。 読売新聞:そうしますと、この拠点医療機関で小児のほうを受け入れるわけではないということでいいんでしょうか。 黒岩:そこで受け入れる場合もあると思います。だいたい県内で、全体で30から40ぐらいの医療機関を想定しています。 読売新聞:そうしますと拠点医療機関含めて県内で30から40機関っていうことでいいんでしょうか。 黒岩:それでいいですね。
17カ所で1日最大600~700件のPCR検査が可能なのか
読売新聞:あともう1点、別件で、先ほどの中で、PCR検査で17カ所やった場合、最大で1日600から700件というお話があったと思うんですけれども、以前、県内で全部、全ての20カ所を設置したときに1日当たり最大で600から700っていう話だったと思うんですけど、17カ所でもうそこまで検査ができるっていう考えでいいんでしょうか。 黒岩:それでいいんですよね。 一柳:医療課長です。先ほど知事が説明した数字は、この20カ所の目標が満たされた場合の想定になります。 黒岩:はい、どうぞ。
1人ずつ専用の区画とはどういうものか
神奈川新聞:神奈川新聞の【ササキ 00:43:29】といいます。3点伺います。子供の受け入れ場所の件なんですけれども、この中に1人ずつ専用の区画を設ける施設、これについてもうちょっと具体的に、どういう区画なんでしょうか。 黒岩:これは分かりますか。 長谷川:子ども家庭課課長です。専用の独立した区画といいますのは、基本的には個室。個室での対応を基本に、建物の中をゾーニングして、個々のお子さんが接触をして感染をするようなことがないような、そういった配慮の下にお預かりすると考えます。 神奈川新聞:もう1点です。先ほど14日の県独自の解除の可能性のところなんですけれども、知事はかねてから東京と神奈川一体とおっしゃっていましたけれども、東京が少なくとも解除になるような基準に達しない限りは神奈川も解除できないというご認識なんでしょうか。 黒岩:いや、それは、今はなんとも言えないですね。様子を見なきゃ分からないですよね。今、われわれも前から申し上げてますけど、地域別の分析というのをずっと進めているところですね。そうすると東京の影響をすごく受けているところというのは、やっぱり発生患者数が多いという状況がありますからね。ですから、そうじゃないエリアもあるので、この辺りをどんなふうに差別化できるかといったことを、日々の様子をずっと見ながら検討しているというところですね。 神奈川新聞:最後にもう1点なんですが、別件で、今、検察官の定年延長を巡って法改正について、著名人からかなり抗議の発言等が相次いでいるんですけれども、知事はその点についてはどのようにお考えですか。 黒岩:さまざまな波紋を呼んでいるということは間違いないようでありますけれども、基本的に公務員の定年を引き上げていくといったこと、これはわれわれにとっても1つの次なる課題かなというふうに思っておりますから、そういう中での作業と私は受け止めています。それがたまたま別の案件とタイミングが一致しているといったことを問題視されている方もいらっしゃるようですけれども、その辺りは私は何も判断できないですね。公務員の定年引き上げというのは1つの流れにある話かなというふうに受け止めています。