2週間天気 年末にかけて日本列島を次々と強い寒気が通過 帰省の足にも影響か
年末にかけて強い寒気が次々と日本列島を通過するでしょう。日本海側を中心に大雪やふぶきになる所もあり、帰省などの交通の足にも影響が出る見込みです。また、2025年元日は太平洋側では初日の出が見える所が多くなるでしょう。
1週目(22日~28日):23日月曜にかけて強烈寒波で大雪
今年もあと10日ほどですが、気になるのは年末年始の天気と気温だと思います。強い寒気の流れ込みにより、日本海側では大雪の恐れもあります。交通機関が乱れる恐れもありますので、十分にご注意ください。では、詳しく見ていきましょう。 明日22日(日)から明後日23日(月)にかけては、強烈な寒波の影響で日本海側を中心に今シーズン一番の大雪になる恐れがあります。この2日余りで100センチを超えるような雪の降る所もあるでしょう。一気に積雪が増える所もありそうです。風も強まり、猛ふぶきの所もあるでしょう。立ち往生など交通への影響だけでなく、なだれや屋根からの落雪などにもご注意ください。 24日(火)は、強い寒気は日本の東に抜けますが、影響はまだ続くでしょう。日本海側では引き続き大雪に警戒してください。 25日(水)になると、冬型の気圧配置が一時的に緩み、日本海側の雪も止む所が多くなるでしょう。ただ、天気の変化は早く、夜になると次の気圧の谷が西から近づく見込みです。西日本の日本海側では雨の降る所がありそうです。 24日~25日はクリスマスですが、太平洋側は広く晴れる見込みです。ホワイトクリスマスは期待できませんが、空気は透き通ているため、イルミネーションは綺麗に見えるでしょう。 26日(木)~28日(土)は冬型の気圧配置が再び強まり、日本海側を中心に雪や雨が断続的に降りそうです。特に北海道や東北、北陸では雪の量が増える所もあるでしょう。風が強まり猛ふぶきとなる所もありそうです。帰省などで交通機関の利用を予定されている方も増える時期です。最新の情報を確認するようにしましょう。 最高気温は、全国的に気温の変化が大きくなりそうです。札幌は真冬日(最高気温0℃未満)が多くなりますが、25日(水)~26日(木)は、2℃から3℃と真冬日からは解放されるでしょう。仙台や新潟も同様に5℃前後が多いものの、10℃近くまで上がる日もある予想です。雪が積もっている地域では雪崩や屋根からの落雪などに注意が必要です。東京や名古屋、大阪、福岡は9℃~12℃くらいですが、東京で26日(木)は16℃とこの時期としては暖かくなるでしょう。太平洋側の地域を中心に空気の乾燥は続きます。火の取り扱いにはご注意ください。