2週間天気 年末にかけて日本列島を次々と強い寒気が通過 帰省の足にも影響か
2週目(29日~1月3日):年末年始の天気は? 初日の出見れる?
年の瀬から年始にかけても、冬型の気圧配置で、寒気の影響を受ける日が多いでしょう。日本海側は広く雪や雨が降り、局地的な大雪やふぶくこともありそうです。交通機関が乱れることもありますので、最新の情報を確認するようにしましょう。太平洋側はおおむね晴れますが、日本海側から雪雲や雨雲が流れ込む所はありそうです。 2025年1月1日(水)は、晴れる所が多く、太平洋側を中心に初日の出が見える所も多いでしょう。日本海側は寒気の影響が続き、雲は多く太陽は隠れてしまいそうです。ただ、本州の南を気圧の谷が通過する予想もあります。太平洋側の地域でも今後予報が変わる可能性もありますのでご注意ください。 最高気温は、札幌は0℃以下が続き、真冬日(最高気温0℃未満)の日もあるでしょう。仙台や新潟は5℃前後の予想です。東京や名古屋、大阪、福岡は、10℃~12℃くらいの日が多いでしょう。年末年始で帰省や旅行で出かける方も多いと思います。お住いの地域との気温の変化が大きくなることもあります。また、初日の出や初詣など朝晩に出かける機会も増えるでしょう。体を冷やさないように暖かくして、お過ごしください。
雪道運転 万が一に備えての安心グッズ
雪道運転をする場合、立ち往生など万が一に備えて、次のものを用意しておくと安心です。 (1)防寒着やカイロ、毛布など暖をとるもの 暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう。 (2)飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯 長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。 (3)ブースターケーブル、 牽引ロープ、タイヤチェーン バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。 (4)軍手、ゴム手袋、長靴、スコップ 除雪ができるものを準備しておきましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。 雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください。加えて、出かける前に燃料が十分にあることを確認しましょう。ただし、気象情報や交通情報を確認し、大雪や猛吹雪が予想される場合は、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。
日本気象協会 本社 牧 良幸