センバツ高校野球 八戸光星、恵みの雨 青森2校、室内練習で備え /青森
第96回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催)は23日、降雨のため全3試合が24日に順延された。第2試合で星稜(石川)との2回戦に臨む予定だった八戸学院光星(青森)は、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)の室内練習場で1時間半、打撃練習などに汗を流した。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 仲井宗基監督(53)は、「18日の開幕試合は関西入り後に練習試合を重ね、急仕上げで臨んだ。洗平(比呂、3年)は1回戦で156球も投じており、他の選手にしても一日でも多く空けば、より万全なコンディションになれる」と前向き。砂子田陽士主将(3年)は「『もう一日、練習できる』と切り替えた。皆、バッティングの調子が上がってきており、恵みの雨になる」と星稜戦を見据えた。 一方、2回戦の広陵(広島)戦が当初予定の25日から26日へ順延となった青森山田は、同県淡路市の淡路佐野運動公園の屋内施設で練習した。兜森崇朗監督(44)は「広い場所で打ち込み、トレーニングを中心に全部できた」と手応え十分。投手陣は軽めのキャッチボールなどにとどめ、「順延で日程がちょっと楽になった。投手陣の調整にはいい時間だったかな」(兜森監督)と仕上がりに自信をのぞかせた。【藤倉聡子、江沢雄志】