令和の虎で元ホスト・桑田龍征は借金80万円から、いかにして年商30億円を築いたのか?
◆自分の時間を確保しながら、ビジネスを前に前に進めていく
水野:最後に、今後の桑田さんの展望を教えてください。 桑田:今行っている事業を引き続き伸長させていきたいですね。希望は「ホスト業界出身の経営者で一番の成功者になる」こと。 タレントではなく、あくまで経営者として成功することが理想です。そのためにもホストクラブ店舗、FC事業、通販の虎、組織の左腕と、それぞれを人に任せながら進めていきたいと思っています。もちろん、影響力のあるローランドさんをはじめ、ホスト業界の人間と一緒になってこの業界を盛り立てていきたいですね。 そこにプラスしてYouTubeの撮影もありますね。YouTubeに関しては、一生やり続けないと意味がない気がしていて。失敗も成功も悩みもすべてYouTubeには残しておきたいんですよ。それで他の経営者がなにか判断や決断に迷ったとき、「このチャンネル見ておけば経営者がどうすればいいかわかる」、そんなチャンネルにしていければと考えています。とはいえ、時間のマネジメントは課題で、もう少し暇になりたいという矛盾も抱えています。 娘のちゅむちゃんと過ごす時間と、週1回のサッカーでボールを追いかけているときが、私のリフレッシュタイムです。
【インタビューを終えて(水野)】
お会いして話を聞くと、頭の中は完全に経営者。それもそのはずで、グループ売上は33億円の敏腕経営者だった。仲間思いで、熱いハートを感じるナイスガイ。男にも女にも人気なのも納得した。 【プロフィール】 桑田龍征 1986年生まれ。元ホスト。実業家。歌舞伎町ホストクラブグループ「NEW GENERATION GROUP」創業者・代表。現在は株式会社通販の虎、株式会社組織の左腕の代表取締役も務め、年商は33億円にのぼる。ホストクラブのほか、学習塾・飲食といったFC店舗を経営し、多角的にビジネスを展開。著書には『ホスト2.0 歌舞伎町新時代の稼ぎ方』がある。 <取材・文・構成/水野俊哉・高橋真以・掛端 玲 撮影/大久保尚希> 【水野俊哉】 1973年生まれ。作家。実業家。投資家。サンライズパブリッシング株式会社プロデューサー。経営者を成功に導く「成功請負人」。富裕層のコンサルタントも行う。著書も多数。『幸福の商社、不幸のデパート』『「成功」のトリセツ』『富豪作家 貧乏作家 ビジネス書作家にお金が集まる仕組み』などがある。
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