レキット株急伸、一時24年ぶり大幅高-乳児用ミルク巡る裁判で勝利
(ブルームバーグ): 1日の株式市場で、英家庭用品・医薬品のレキットベンキーザー・グループの株価が急伸、一時24年ぶりの大幅高を付けた。同社および米アボット・ラボラトリーズの乳児用ミルクを巡る裁判で、米陪審から無罪評決を受けたことが好感された。
裁判では、レキット傘下のミード・ジョンソンとアボットが製造する乳児用ミルクに深刻な腸の病気である壊死(えし)性腸炎(NEC)を引き起こすリスクがあることを隠蔽(いんぺい)していたとの訴えに対し、セントルイスの州裁判所の陪審員は10月31日、無罪評決を出した。
レキットの株価は一時11.7%上昇し、2000年3月以来の大幅な伸びとなった。
レキットの広報担当者は、早産児用の病院向け栄養製品の使用とNECに「確立された因果関係はないという科学的コンセンサス」に陪審員が同意したと述べた。
原題:Reckitt Surges Most in 24 Years After Baby Formula Trial Win (1)
(抜粋)
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Ashleigh Furlong