【侍・井端監督プレミア12ライバル分析・韓国編】若返った宿敵 新星“38―40”金倒永
他チームはどうなの?誰が出るの?「ラグザスpresents第3回プレミア12」に出場する侍ジャパンは13日に1次ラウンド開幕戦のオーストラリア戦(バンテリンドーム)に臨む。14日には台湾に移動し、韓国、台湾(ともに台北ドーム)、キューバ、ドミニカ共和国(ともに天母)と対戦する予定。井端弘和監督(49)が対戦国を分析した。(取材・構成=神田 佑) 韓国は10月24日から11月7日までソウルで代表練習を実施して参加35人から28人に絞り、この日に発表された。「(1次ラウンドの)ヤマ場は全部。全部勝つつもりでいけばいい」と語る井端監督は「1人が変わればチームは変わる」と今回のプレミア12、26年WBCを見据え、昨年11月のアジア大会から若返りに着手してきた宿敵の動向を警戒する。 新星・金倒永(キム・ドヨン)を「非常に怖い。柔らかさはあるなと思ったが、長打を打てる打者と思っていなかった」と分析する。今季はKIAで打率・347、38本塁打、40盗塁で韓国シリーズ優勝に貢献。「40―40」には届かずも国内では「50―50」を達成したドジャース・大谷を超える注目を集めた。 昨年のアジアプロ野球チャンピオンシップに出場し、日本との決勝戦で一塁にヘッドスライディングして左手親指を負傷して手術。優勝を逃した苦い経験があるだけに、井端監督は「あの悔しさを持ってこられると、一番厄介」と語った。