110番の適正利用を呼びかけ 警察庁
1月10日の「110番の日」に合わせ、警察庁は110番通報を適切に利用するよう呼びかけています。 警察庁によりますと、去年1月から11月までの全国での110番通報の件数はおよそ930万4000件で、このうち緊急の対応が必要ではない通報は全体の19%ほどにあたるおよそ175万5000件でした。 緊急性のない通報の中では要望や苦情、相談が多く、具体的には「交通渋滞をどうにかしてほしい」「ネットで購入した商品の解約方法を教えてほしい」などの相談があったということです。 警察庁は、緊急性のない場合は相談ダイヤル#9110を利用してほしいと呼びかけています。 一方、ポケットに入れたスマートフォンの電源ボタンが連続で押されるなどして緊急通報機能が作動し、110番につながったケースもあるということです。 また2022年からは通報に合わせて映像や画像を送信できる「映像通報」が導入されていて、映像や画像を持っている場合は通報時に積極的に提案してほしいとしています。