休んでも疲れが抜けません……それって、もしや副腎疲労? 症状チェックと自分でできる対策。
肩甲挙筋のストレッチで首・肩ほぐし。 片方の手の甲を腰の後ろに当て、反対側の手を頭のやや後ろにかけ、腕の重みを利用しながら斜め前方向にゆっくり首を倒す。首・肩の伸びを感じながら5秒キープ。反対側も行う。
大胸筋のストレッチで、縮こまった胸を開く。 壁の横に立ち、片方の手を肩の高さで壁につける。反対側の手は胸の上に。体を正面に向けた状態から、壁と反対の方向にゆっくりひねる。そのまま5秒キープ。反対側も行う。
(生活)疲れた脳と体を立て直す、ちょっとしたお約束をひとつ。
副腎疲労になると、生活に変化を求めるのが億劫になる。だるいから動くのも面倒。そんな状況に陥ったら、どう抜け出せばいいのか? 「日常生活のどんなことでもいいので、ある一つのことだけは必ずこの時間にやる、ということを決めるといいです」 例えばそれは、朝食の時間、お風呂に入る時間、就寝の時間……。 「一定のリズムの生活をすると脳の負担が少なくなります。すると体の負担も楽になる。それに例えば外の空気を吸うような五感を刺激する行為を加えればさらに効果があるはずです」 毎日6時半に起きて、ちょっとだけ外を歩いてみる。やってみよう。
(ツボ)腎臓や副腎を狙うツボで、滞った血流を改善させる。
副腎疲労にはツボ押しも効果がある。 「腎兪(じんゆ)というツボで腎臓と関係の深いツボです(下イラスト)。テニスボールを床に置きその上に仰向けになって寝て、腎兪を刺激してみてください」 腎兪を捉えたら、上半身を左右に10回程度ひねって、テニスボールをゴロゴロ。強さは、痛気持ちいい程度で。 「腎臓や副腎の血流が改善します」
イラストレーション・大石さちよ 構成&文・堀越和幸
『クロワッサン』1118号より
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