室内でもおもちゃがなくてもできる!楽しくて学びになる家遊びアイデア
どんな家遊びがいい? 考え方のポイント
【―家遊びの選び方のポイントを教えてください。】 シンプルに子どもがやりたいことや、保護者のかた自身が楽しんでいることからスタートすればいいと思います。 家遊びはトレーニングではありません。 親が「〇〇力をつけさせなきゃ」というモードだと、子どもにとってそれは宿題の延長線上になって楽しめません。保護者のかたにとっても負担が増えて大変だと思います。 何より「やりたい」「遊びたい」という気持ちがないと遊びではなくなります。お子さまの力を伸ばしたいならよりいっそう、子どもの主体性を重視して楽しめるものを選んでください。
【―子どもが何をしたいのかわからない時はどうすればいいでしょう?】 シンプルに何をしたいのか聞いてみる、あるいは「一緒に何かしようか?」と問いかけてみる。お子さまが、保護者のかたに自分の気持ちを素直に言えることが何より大切ではないでしょうか。もちろん、特に何もしたくない、ということもあると思います。そういう時は、お子さまと一緒にゆったり過ごしてください。何もしないことに罪悪感を感じる必要はありません。 ほかには園や学校で今どんなことがはやっているのか把握することも、家遊びのヒントになります。 お子さまの間でブームになっていることに興味を持ってあげること、どうしてそれが好きなのか、楽しいのか、お子さまの話を聞いてみることもいいと思います。 ちなみに園で何がはやっているかは、お迎えに行く時などに、園の壁に貼ってあるものをチェックしたり保育士さんや先生に聞いてみたりするといいですよ。それがまた、園での遊びや活動での広がりや楽しみにつながっていきます。 あとは日常生活の中でお昼ご飯を一緒に作ることなども、お子さまにとっては新鮮で楽しいことだったりします。 同じ家事でいえば、洗濯を「洗濯物たたみ競争!」にしたり、ふき掃除も「どっちがきれいにふけるか競争!」などにすれば、子どもには面白い遊びになります。 ゲームとして行えば生活のいろいろなシーンが楽しめる遊びになるんです。 あるいは保護者のかた自身が今、興味があって楽しんでいる趣味を「子どもと一緒にできないか?」と考えてみることから始めてもいいんです。 いつもお子さまの好きなことばかりに寄り添っていては、負担になることもありますよね。 自分が興味があることをお子さまができるレベルで「一緒にやろう!」と誘ってみると、自分の好きなことを子どもと楽しめるかもしれないですよ。