室内でもおもちゃがなくてもできる!楽しくて学びになる家遊びアイデア
どう接する? 子どもの家遊びへの関わり方
【―お子さまの成長段階によって遊びへの関わり方は変わりますか?】 子どもの年齢が上がれば上がるほど、子どもが大人から離れて過ごす時間も増えていくと思います。ですが、それは子どもを放置してよい、ということではありません。特に小さいうちは、寄り添いながら伴走することがすごく大事です。 子どもだけは途中で飽きたりあきらめたりしてしまうことも、大人が一緒に楽しんだり、ある程度道筋をつけてあげたりすることによって、次の遊びにつながることがあります。 たとえばブロックやパズルで、最初のうちだけ一緒に作って楽しむなどですね。あるいは、大人が常に遊びに加わらなくとも、そばでゆったり見守ってあげているだけでも、お子さまは安心できます。お子さまから求められた時だけ参加する、必要な時だけサポートするので十分かもしれません。 ほかにはルールがあって勝負のつくゲームでは、大人が一緒に遊ぶことでルールが理解しやすくなり、いっそう面白くなるということはよくあります。 子どもどうしだとズルをしても、勝ちたい! という思いが先行してしまうことがありますが、ゲームはルールに沿って、勝ち負けが決まるからこそ楽しいもの。必要に応じて、大人がルールをわかりやすく説明してあげたり、勝った時のうれしい気持ちや負けた時の悔しい気持ちに寄り添ってあげることは大切です。 小学校の中学年以上になると、親よりも友達と遊ぶことが楽しくなってきます。 普段の対話の中で、子どもが友達と何をして遊んでいるのか、どんな子と仲がいいのかなどを把握しておくことも重要です。これは、必ずしもお子さまの友達づきあいを監視しなければならないということではありません。お子さまにとって、どんな時も、親が自分に関心を持ってくれていると思えることは、安心感につながります。 高学年になると、大人が作るような難しいレベルのプラモデルや複雑なパズルにもチャレンジしたくなるかもしれません。 大人と同じレベルの手芸や料理なども一緒に楽しみたいと思えるようになれば、遊びというより趣味を楽しむ感じになってくるかもしれないですね。