おどけたポーズを取るジョーダン（左）とキャンディス。愛車はDELICA L400だが、1つ前の型のL300にするか迷ったそう。 最終的に走りの観点から、L400を選択することに。リフトアップに加え、エクステリアのハードな作り込みで、いかにもオーバーランダーといった雰囲気を醸し出している。

Be Old Laterのインスタアカウントでオーバーランド／バンライフの旅を発信し続けるカナダ在住のカップル、キャンディス＆ジョーダン。デリカを足に、世界各国を巡る彼らの姿を美しい写真とともにお届けしよう。 【画像9枚】ボリビア、ペルー、メキシコなど、デリカL400で世界各国を駆け巡るカップル＋愛犬1匹の映えフォトアルバム Base Car：1997年型 デリカL400 スペースギアシャモニー 息をのむほどの絶景や出会い旅路での収穫が人生を面白くする 「自分たちにとって一番いい形で旅に出たい」と話すのは、ジョーダンとキャンディスの2人。 愛犬のナゲットとともに、’97年型デリカL400で世界の旅を続けるカップルだ。 ふたりの人生のスローガンは「Be Old Later（歳をとるのは後回しに）」。 アウトドア仕様にリビルドされたデリカとともに、約1年で9ヵ国以上を巡った。多くの山に登り、トレイルを歩き、見渡す限り人のいない場所や未開の地にも挑戦するのが彼らのスタイルだ。 「愛と情熱を注ぎ込んで、ホームへと作り変えた愛車。それを相棒に、世界で一番愛し合っている人と一緒に探検の旅に出るのはとても解放的なことだよ。デリカは個性的で、良いトラベルツールでもあるんだ」（ジョーダン） 彼らが暮らすバンクーバーも、また大自然に恵まれている。世界各地を旅していても、地元の西カナダに戻ると心躍るのだとか。 「カナダはオーバーランドにピッタリの国よ。まだ誰も登っていない山々や広大なハイキングコース、珍しい野生動物が多いの。四駆でオフロードを楽しめる機会はエンドレスにあるわ」（キャンディス） 大陸横断のアイデアが溢れ出るときは、同時に起こりうる出来事に対してストレスに感じることもあるという。 「言葉もうまく話せない、地元ではない見知らぬ場所で、大小さまざまな問題を解決しなければならないのは終わりのない挑戦だよ。テントでキャンプしたり、星空の下で凍えながら天の川をライトで照らしたりするのは、誰もがやろうとすることじゃない。でもね、息をのむほど絶景や、ほかに誰もいないような場所でのキャンプ、そして旅路で出会った素晴らしい人たちという大きな収穫があるんだ」（ジョーダン） そして彼らは、旅の途中で得たたくさんの宝物を手に、また新たな冒険の計画を立て始めるのだ。