糸魚川大火 高齢世帯多く、のしかかるがれき撤去や住宅再建
対策本部によると、火災を大きくした原因の一つとされる強風は市消防本部の観測で22日午前10時から午後9時にかけて最初は南南東、午後から南の風となって最大瞬間風速27・2メートルを記録。火勢の強まりで、避難勧告の対象は363世帯、744人に上りました。 ライフラインのうち都市ガスは22日に420件の断ガスがあり、25日夜に復旧。電気は23日早朝に500戸が停電。24日午後4時過ぎに復旧しました。被災者が住むための応急住宅は公営と民間で合わせて210戸を確保し、26日までに125件の入居相談がありました。 大火によるけが人は消防団員10人を含む12人で、ほとんどは軽傷。25日から始めた被災証明書の発行は26日までに122件です。 一方、全国からの支援は22日の火災発生以降27日までに同市に寄せられたふるさと納税が7972件、1億7192万円余に上りました。ボランティアについて同市社会福祉協議会は災害ボランティアセンターを設置(025-552-7700)、午前9時から午後5時まで問い合わせに応じています。
----------------------------------- ■高越良一(たかごし・りょういち) 信濃毎日新聞記者、長野市民新聞編集者からライター。この間2年地元TVでニュース解説