歴史的な物価高の波が…風俗業界でも「値上げラッシュ」が起きる中で快進撃が続く「激安風俗店」とは?
「値上げラッシュ」の波は意外な業界にも
歴史的な円安や原材料費や人件費の高騰により、空前の値上げラッシュが起きている。先日、帝国データバンクは主要な食品メーカー195社による9月の飲食料品の値上げが1392品目におよぶことを発表した。食料品だけではない、電気・ガスや鉄道運賃、保険料などあらゆるものが値上がりしている。 【価格破壊】す、すごい…2500円でサービスしてもらえる「激安店」 物価高は実は意外な業界にも及んでいる。それが「風俗業界」だ。風俗ジャーナリストの生駒明氏が語る。 「福岡・中洲の高級ソープ『博多アルバトロス』は、10月1日から各コースが値上げとなり、120分のスタンダードコースは総額7万8000円から総額8万3000円へと、5000円アップとなります。系列店の『博多ブルーシャトー』『ロイヤルブルーシャトー』『ロイヤルクラブ ラ・ターシュ』も同時に値上げに踏み切るようです」 なぜ風俗業界も値上げの波から逃れられないのだろうか。 「物価高によってテナントの賃料や人件費の引き上げ、光熱水費やタオル代などの諸経費が上昇したことから、店舗型風俗店を中心に全国規模で値上げラッシュとなっているのです。企業努力で価格を維持している店もありますが、かなり無理をしていると思われます。今後の世界情勢次第では、さらに値上げが進むかもしれません」(同前) 風俗業界までもこのような状況の中で、世の中の流れの逆を行くように〝激安〟を売りにして快進撃を続けている業種がある。それが「オナクラ」だという。 ◆激安店は店にも客にも〝Win-Win〟 「オナクラ」はハンドサービスがメインとなる風俗店のこと。女性は〝脱がない、舐めない、触られない〟を基本としており、働きやすいことから、風俗業界の経験が少ない女性が多数在籍している。 当初は「男性客がマスターベーションをする様子を女性が見る」というコンセプトの店だったが、現在はほとんどの店が女性がハンドサービスをするコースやオプションを用意している。 お客からしてみれば、どちらも低料金で利用しやすいうえ、素人っぽい女性と遊べるということで人気を呼んでいる。店側からすれば、低価格で集客することで回転率を上げられる。また、サービスがソフトなので、タオルなどの備品にかかる経費も削減できるし、女性も集めやすいために人件費も安く上がるようだ。 「福岡・中洲の店舗型の“オナクラ”である『2980円』は、7月29日に4号館をオープン。物価高の中でも価格を上げずに薄利多売方式を貫き、着々と店舗数を増やしています。また、横浜・曙町の店舗型“オナクラ”店『横浜Cute(キュート)』は、7月1日に2号店『横浜Cute PLUS(キュート プラス)』をオープン。新店舗の登場により部屋数が増加しました。出張型の“オナクラ”も新店が次々に登場しています」(生駒氏) 〝激安店〟にお客が集まるのはインフレの時代の必然なのかもしれない。 有料版『FRIDAYGOLD』では、〝激安風俗店〟全国73店を生駒氏がランキング付きで詳細に紹介している。
FRIDAYデジタル