離婚の苦しみを乗り越えるには14カ月かかる? そのプロセスと感情への対処方法を米専門家が解説
第3段階:取引(6か月後)
嘆願と交渉の段階は通常、ショックと混乱が収まった直後(離婚の決断から約半年後)に訪れる。セフスィック氏によると、深い悲しみの波に襲われているときは、“もし~だったら”のシナリオが次々浮かんで、離婚を遅らせられたのではないか、あわよくば取り消せたのではないかと考えてしまうもの。でも、それが非現実な期待につながると、感情的な混乱が長引いてしまうので注意が必要。 ボイキン氏によると、離婚を決断したのが自分であろうとなかろうと、悲嘆や怒りを感じることには変わりない。でも、ボビー博士いわく、この段階では、離婚を切り出した側が自分の決断に疑念を抱き始めることがある。離婚届を出す前から精神的にも感情的にもパートナーと距離を置いていた場合は特に、その関係がとうの昔に終わっているように見えるはず。 ところが、ボビー博士の話では、取引の段階に突入すると自分が過ちを犯したような気がしてきて、あわよくば離婚を取り消そうとすることさえあるという。その場合は、元配偶者にアプローチする前に必ずセラピストと話し合い、自分の本当の気持ちを確かめて。さもないと、あなたの行動が混乱の嵐を引き起こし、元配偶者の心理的な回復をひどく妨げることがある。