ESL後援の『A22』がUEFA&FIFAに新大会の主催権利求める提案書…新スーパーリーグの名称はユニファイ・リーグに
ヨーロッパ・スーパーリーグ(ESL)創設を支援するために設立された『A22スポーツ・マネジメント』は17日、欧州サッカー連盟(UEFA)と国際サッカー連盟(FIFA)に対して、新たな欧州大会を主催する権利を正式に認めるよう、提案書を提出したことを明かした。『ESPN』が伝えている。 ヨーロッパの司法裁判所は昨年12月末に、UEFAとFIFAの決断に対し「優越的地位を濫用している」として、ESL参加のクラブを閉め出す取り決めは違法であるとの見解を示していた。 その後、UEFAは、2021年4月のスーパーリーグ立ち上げの試み以降に導入された規則により、現在はEU法に準拠していると考えていると述べた。 そんななか、ESLを後援する『A22』は17、UEFAとFIFAに「国境を越えた新たな欧州クラブフットボール大会の公式承認」を申請したと述べ、ECJの判決は「出場資格が包括的かつ実力主義で、全体的な試合日程に準拠する大会であれば、正式に設立できる」ことを意味すると主張した。 『A22』は、最新の提案には、フットボールクラブ、リーグ、その他の団体と協議した後、2023年12月の判決の数時間後に最近策定されたモデルの変更が含まれていると述べた。 「主な特徴は、クラブの参加が国内リーグの年間成績に基づいて決定される改訂された予選システムです」 「主要な利害関係者との広範な協議により、ファンの加入料の高騰、プレーヤーの過密スケジュール、女子フットボールへの投資不足、現在の欧州全域の大会の形式と運営に対する不満など、フットボールが直面している多くの差し迫った課題が明らかになりました」 「当社の提案は、これらの課題に直接取り組むことを目的としています」 さらに、『A22』はスーパーリーグの試合は新しいストリーミングサービス『Unify』で放送され、広告付きの無料放送モデルを提供する予定だと述べている。 同社は、それを反映してスーパーリーグは今後『ユニファイ・リーグ』と呼ばれるようになるとも伝えている。 そのユニファイ・リーグの最新計画では男子の大会に4つのリーグで96のクラブが参加。上位2リーグ「スター」と「ゴールド」にはそれぞれ16のクラブが参加し、8つのグループに分かれる。「ブルー」と「ユニオン」リーグにはそれぞれ32のクラブが参加し、これも8つのグループに分かれる。 リーグステージでは、チームはグループ内の他のチームとホームとアウェイで対戦し、その後、予選通過チームがノックアウトステージに進む。準決勝と決勝は中立的な会場で行われる1回限りの試合となる。クラブは年間の国内成績に基づいて出場権を獲得し、試合は週半ばに行われる予定だという。
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