【プレミア12】井端監督「いい風を吹かせてほしい」日本シリーズMVP男に闘魂注入を期待
日本一の勢いを世界一にも! 11月9日に開幕する「第3回プレミア12」に向け、宮崎市の清武総合運動公園で合宿中の野球日本代表「侍ジャパン」の井端弘和監督(49)が4日、日本シリーズでMVPを獲得したDeNAの桑原将志外野手(31)に、侍ナインへの〝闘魂注入〟を切望した。 DeNAは3勝2敗で迎えた3日の日本シリーズ第6戦(横浜)でパ・リーグ王者のソフトバンクに11―2と大勝。リーグ3位からCSを勝ち抜き、1998年以来、26年ぶりの日本一を決めた。桑原は日本シリーズ新記録の5試合連続打点をマーク。打率4割4分4厘、1本塁打、9打点とチーム3冠の大活躍で力強くけん引した。 そんなシリーズMVP男に対し、井端監督は「そうなる選手だと思っていた」と最敬礼。その上で「ああいう選手が1人でも多くいると、それはもう日本が勝つ方にいくしかない。(DeNAの)勢いをつけたと思うので(侍ジャパンでも)いい風を吹かせてほしい」と期待を寄せた。 シリーズでDeNAが本拠地2連敗を喫した試合後、選手の緊急ミーティングで発言を求められた桑原は「負けて悔しくないんか!」とナインにゲキを飛ばしたとして報道されたが、これに対して本人は「〝悔しくないんか〟というのは言ってなくて。ソフトバンクさんに全員で気持ちで、元気を出して立ち向かっていこうという話はしたが」と弁明している。 いずれにしてもベイナインに、鼓舞する言葉を投げかけ、そこから逆転4連勝を飾ったのは事実。そのため井端監督は「こっちでもミーティングをしてほしいなと思う。まだ試合やってないですけど、何かいいことを言ってくれればいいなと」と、8日にも侍に合流する桑原の存在を心待ちにしていた。
東スポWEB