4日にかけて東海~九州で大雨の恐れ 秋雨前線+台風で雨雲活発に
秋雨前線の影響で、今日2日(水)は西日本を中心に雨が降っています。台風18号周辺の湿った空気や前線の影響で、4日にかけては、西日本で警報級の大雨となるおそれがあります。また、その後も、秋の長雨となりそうです。
日本付近に秋雨前線 台風18号周辺の暖湿気も流入
今日2日は秋雨前線が日本海沿岸にのびていて、西日本を中心に雨が降っています。前線に向かって、高気圧周辺を回る暖かく湿った空気に加え、台風18号周辺の湿った空気も流れ込んでいる影響で、前線の活動が活発となり、九州南部や南西諸島付近で雨雲が発達しています。鹿児島県南さつま市では午後1時08分までの1時間に57.5mmの非常に激しい雨が降りました。
明日3日は全国的に雨 東海~西日本太平洋側で激しい雨
明日3日(木)は前線が太平洋沿岸まで南下して、全国的に雨が降りやすい見込みです。前線の活動が活発になるため、九州南部や四国では、雨の降り方によっては警報級の大雨となるおそれがあるほか、近畿や東海の太平洋側でも雷を伴い激しい雨の降る所があるでしょう。最新の気象情報にご注意ください。 沖縄でも、台風18号周辺の湿った空気の影響で、4日(金)にかけて警報級の大雨となるおそれがあります。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意してください。4日にかけては強風や高波にも十分注意してください。
4日にかけて全国的に雨 その後も前線の影響受けやすく秋の長雨に
4日(金)は、前線が再び日本海沿岸まで北上するでしょう。東日本の太平洋側を除いた全国の広い範囲で雨が降る見込みです。 その後は天気が回復するタイミングもありますが、来週にかけて前線の影響を受けやすく、曇りや雨のすっきりしない天気が続いて、秋の長雨となりそうです。この先1週間は晴れ間の出る日が少ないため、しっかり天気予報をチェックして、お洗濯は計画的に行うようにしてください。
日本気象協会 関西支社 堂本 幸代