スプツニ子!さんOISTで展覧会 サンゴの白化データをアートに 1月9日まで 沖縄・恩納
アーティストで東京藝術大学デザイン科准教授のスプツニ子!さんの展覧会「コーラルカラーズ」が恩納村の沖縄科学技術大学院大学(OIST)トンネルギャラリーで開かれている。1月9日まで。入場無料。 【動画あり】「外人住宅」で輝くイルミネーション
OISTは、初の試みととして、客員アーティストにスプツニ子!さんを迎え、科学とアートとテクノロジーが融合した展覧会が実現した。「科学というとデータばかりで難しそうなイメージを持つ人が多いかもしれない。科学をアートで分かりやすく表現することで、理解を深めてもらえれば」とOISTの担当者。 テーマは地球温暖化による海面水温上昇とサンゴの白化現象。環境省と気象庁の海面水温データに加えて、1世紀以上にわたって蓄積されたOIST海洋気候変動ユニットのティモシー・ラバシ教授らの研究データをベースに、変化し続ける沖縄のサンゴ礁の状態をデザイン化した。 映像作品では1900年から2024年までのデータがカラーで表現されている。カラフルだった映像が時代が進むにつれて白くなる。進行していくサンゴの白化現象が一目で分かるようになっている。 スプツニ子!さんは「白化現象は目の前で起きている。現実に向き合いアクションを起こすきっかけになれば」と話した。
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