ガスの抜けてないライターを「水につければ平気だから」と言って燃えるゴミに出す夫。これって本当に安全なの?火災になったら罰金は発生しますか?
ごみ収集車が火災した場合の罰金は?
ごみ収集車の火災が発生した場合、作業員や市民の方を巻き込む人的被害に加え、建物や樹木などの物的被害、収集車量の損失によるその後の家庭ごみ収集への支障まで、多大な影響を及ぼす可能性があります。 ごみ収集車の値段は小型車で400~600万円ほど、中型車で500~800万円ほどで、収集車両だけでも多額な修理費用がかかります。場合によっては、新しい収集車を買わなければなりません。 一般的には、ごみ収集車の所有者が火災の原因となるごみを排出した者へ損害賠償請求をしますが、排出者を特定することは極めて困難です。そのため、自治体の負担として処理されることがほとんどなので、税金負担として市民が損失分を支払います。 2018年8月7日に兵庫県芦屋市で起きた事例では、正しい処理が行われていない廃棄物が原因で車両火災が発生し、2台しか保有していなかったごみ収集車を1台失うことになり、その後の収集活動に支障をきたしました。 約700万円で購入したごみ収集車の廃車により、自治体の損害も大きく、市有財産を損ない多くの市民は頭をかかえました。
ライターの処分方法を今一度確認しよう!
使い捨てライターやボンベなどの危険物は不適切な処分が原因で、多くの市民に迷惑をかけてしまう可能性があります。場合によっては、金銭や生活面のみならず命に関わる問題になりかねません。 大惨事につながる前にみなさんもゴミの分別、処理の仕方を確認し十分注意しましょう。 出典 芦屋市 ごみ収集車両火災報告 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部