特定外来生物クビアカツヤカミキリから桜や梅の木守ろう-京都府が市民に対策講習会 樹木医は「迅速対応が重要」
■三和に被害集中 福知山市が調査
福知山市は三和町での初確認を受け、8月12日までに周辺の調査や被害木へのネット巻きなどの対策をし、周辺地域の人には自治会を通じて、啓発チラシを配布し周知した。 8月23日までには、発生箇所から半径4キロ圏内の市の施設や、離れた場所だがサクラの名所とされる福知山城公園、三段池公園なども調査。これまでのところ、被害の確認は民有地も含めて三和町内に集中しており、サクラ、ウメ、モモなど計41本の被害が見つかっている。 市は今後、被害エリア周辺のさらなる調査を行う予定としているが、そのほかの対策について検討中という。
■見つけた場合は府へ通報、駆除を
府は「首の赤いカミキリムシを見つけた」「サクラやウメから木くずが大量に出ている」場合は通報するとともに、成虫がいたら踏み潰すなどして駆除してほしいという。「みなさまの力でサクラなどを守りましょう」と呼びかけている。 通報や問い合わせは府自然環境保全課、電話075・414・4706まで。