上田はヒメネスに代わるフェイエノールトのエースになれるのか 巡ってきたチャンス「彼がゴールを量産するのは時間の問題なのか」
ヒメネスが負傷離脱する緊急事態
フェイエノールトにとっては大ピンチだが、日本代表FW上田綺世にとってはチャンスが巡ってきた。フェイエノールトでは絶対的エースだったFWサンティアゴ・ヒメネスが負傷離脱することになり、3か月ほどチームを離れることになったのだ。 2022年よりフェイエノールトでプレイするヒメネスが残してきた数字は圧倒的だ。クラブでは通算93試合で53ゴールを挙げており、フェイエノールトの最重要プレイヤーでもあった。 そのヒメネスの穴をどう埋めるのか。その第一候補となるのが上田だ。オランダ『Soccernews』はヒメネスに代わるセンターフォワードに誰を配置すべきかアンケートを取っているが、61%の人が上田に票を入れている。 同メディアも実力を証明すべき時と上田に期待をかける。 「ヒメネスがフェイエノールトの絶対的エースであることに疑いはない。ヒメネスは時折得点ペースがストップすることがあるが、それでも常に成果を上げてきた。彼の序列に議論はなく、それは得点数を見れば明らかだ。ヒメネスはエールディヴィジで優れた成績を残してきた」 「上田は今チャンスを得ている。日本代表ストライカーは、フェイエノールトの主力として実力を証明しなければならない。驚くべきことだが、攻撃指標で上田はヒメネス以上のものを残している。ゴールの期待値、敵ペナルティエリア内でのボールコンタクトもヒメネスより多い。彼がゴールとアシストを量産するのは時間の問題なのだろうか。フェイエノールトでヒメネス以上のストライカーが完成する可能性があり、そうなれば問題は消える。欠かせない存在と考えられているヒメネスの穴埋めは可能だろうか」 上田はヒメネスが負傷したNACブレダ戦では途中出場からネットを揺らしていて、今節のNECナイメヘン戦ではフル出場を果たした。今のところはヒメネスの代役1番手だが、得点力を証明できるか。
構成/ザ・ワールド編集部