米国メディアもイチローの45歳キャンプインに驚嘆「彼はみんなのヒーロー」「45歳には見えない」
シアトル・タイムズ紙は、「45歳でイチローはマリナーズと地元日本への旅を準備」との見出しを取り、「少し離れて見ると、彼は土曜日の午後の日差しの下、マリナーズのユニホームを着た他の誰とも変わらなかった。実際、彼は平均的な選手よりも動きは良く、ほとんどの選手よりも強く速かった」とイチローのキャンプ初日の様子を伝えた。 記事は「ボールを投げた彼の肩は『スターウォーズから飛び出したようなもの』とは言えないかもしれないが、歯切れよく、彼の周りにいる他の選手のスローイングよりも正確だった」とイチローの守備におけるスローイングを絶賛。 そしてバッティングに関しても「スイングは、まっすぐなスタンスで、体が動いている間も頭の位置は完璧で動かない。バットのヘッドは、ストライクゾーンに不可能なほど長く保たれており、(バッティング)テクニックはこの数年と同じままだった」と評価した。 また「近くで見るまでは、20代半ばの大半の選手たちと一緒に走っている彼が本当に45歳だとは思えないだろう。ただ彼の短い髪と無精ひげはかつて漆黒だったが、今は『塩こしょう』を想起させる。灰色過ぎるほどに白髪交じりになっている」とも記した。 その上で、「この春季キャンプで、メジャーリーグのどのチームにもコーチ以外で彼と同じような技術と年齢の選手はいない。だが、この特別な球団と、シアトルで最高の年を過ごした伝説的選手の状況が(今回の東京ドームでの現役復帰に備えてのキャンプ参加の)実現をもたらした」と、イチローの春季キャンプがいかに特別かを説明した。 米国メディアは、今後も“レジェンド”イチローの動向に注目していくことになりそうだ。