「レッドブル昇格候補に選ばれないのがますます不可解に...」角田裕毅の成熟ぶりを米メディアが高評価!「これまでで最も完全なシーズン」
ただ、メディアやコメンテーターには“角田ファン”は少なくなく、先日は日本でのレース経験も豊富なオランダ人ドライバーで、現在はコメンテーターを務めるトム・コロネルが、母国のF1専門サイト『RN365』のポッドキャストで、自身が考える各チームのベストなドライバーラインアップを明かし、フェラーリでルイス・ハミルトンとマックス・フェルスタッペン(!)を組ませるととともに、レッドブルでは「角田とローソンを一緒に走らせたい」と語っている。 一方で彼は、これまでで最も安定し、印象的な成績を残しているにもかかわらず、ペレスの後継者として名前が挙がらない理由として、「過去の少し“子どもっぽい”行動のせいで、レッドブルでレースするチャンスを失ってしまった」と指摘しており、願望とは裏腹に、それが実現する可能性は低いと見ているようだ。 『RN365』では、ルーキーイヤーに角田がフェルスタッペンのチームメイトとしてレッドブルの車を駆ることについて「マックスとは激しく戦えると思います。もちろん、彼を楽に走らせることはしません」と自信を窺わせていたものだが、それは今ならなお興味深いチーム内対決になりそうだが...。 間もなく始まる後半戦で、こうしたドライバー人事におけるネガティブな流れを変えられるような、さらなる印象的なパフォーマンスを発揮し、それを維持することができるだろうか。角田の今後のレースからは目が離せない。 構成●THE DIGEST編集部