英国、入国時の電子渡航認証を義務付け 日米など48カ国からの渡航者に
(CNN) 欧州以外から英国に入国する渡航者に8日以降、電子渡航認証(ETA)の手続きが義務付けられる。 これまで入国時にビザ不要だった商用や観光目的の短期(6カ月未満)滞在者が、新たに事前の申請を求められる。英国で乗り継ぎをする場合も含まれる。 対象は日本や米国、カナダ、オーストラリアを含む48カ国・地域。湾岸協力会議(GCC)加盟国には昨年からすでに適用されていた。さらに欧州連合(EU)加盟国からの渡航者は、4月2日以降にETAが必要となる。 ビザが免除されていない国からの渡航者は、これまで通りビザを申請する必要がある。 ETAの申請料は10ポンド(約1980円)。英政府のサイトに掲載されている公式アプリまたはリンク先から手続きができる。携帯用アプリを使えば10分間で完了するという。 審査結果は通常3日以内に送付される。緊急の場合、申請が済んでいれば結果待ちの間でも入国できる。 一度取得すれば2年間有効だが、パスポートとひもづけられているため、この間にパスポートを更新した場合は新たに申請することになる。 同様の渡航認証システムとして、米国は2009年にESTAを導入した。EUのETIASは予定より大幅に遅れているが、今年中に導入される見通しだ。