J1昇格の横浜FC、山中市長に報告 四方田監督「来年が勝負」
サッカーJ1に2季ぶりの昇格を決めた横浜FCの選手、スタッフらが13日、横浜市役所を訪れ山中竹春市長に報告した。1年での復帰を掲げJ2リーグ最少27失点の堅守で22勝10分け6敗の2位でフィニッシュ。四方田修平監督(51)は支えに感謝し「来年が勝負。J1に定着していくための1年を過ごせるよう、チーム全体で準備していきたい」と誓った。 王手をかけながら足踏みが続いた昇格は、10日の最終節レノファ山口戦で決定。片原大示郎社長(41)は「優勝したかったのが本音だが、切符をつかみ取れた。フットボールは熱く、楽しいものだと思っていただけるよう、熱を届けていきたい」と語った。 ムードを好転させようと最終節を前に五厘刈りにしたFW小川慶治朗選手(32)は「来年はシーズン通して全体で安定し、僕が坊主にしなくてすむようなシーズンにしたい」と口調も滑らか。MF井上潮音選手(27)は「ここがスタートライン。(J1で)いい成績を残せるようにまとまって頑張りたい」と、力を込めた。 山中市長は「来年はぜひマリノスとの横浜ダービーで盛り上げていただければ」とエールを送り、四方田監督は「マリノスさんに追いつけ、追い越せで。横浜ダービーがもっと注目してもらえるようにレベルアップしていきたい」と意気込んだ。
神奈川新聞社