リヴァプールのスビメンディ獲得の噂はアーセナルの補強にも影響をもたらす?
アーセナルも同じソシエダのMFメリーノを狙うが……
リヴァプールはレアル・ソシエダに所属するスペイン代表MFマルティン・スビメンディの獲得に興味を示していると、英『BBC』など複数のメディアが伝えている。スビメンディとソシエダの間には5200万ポンドの契約解除金が設定されており、獲得となればリヴァプールにとって大きな補強となる。 この移籍が確実なものとなれば、アーセナルの補強にも影響が出るであろう。アーセナルは、同じくソシエダに所属するMFミケル・メリーノの獲得を考慮しているためだ。アーセナル指揮官のミケル・アルテタはこの夏、チームにもう一人MFを加えたいと考えており、先日のEURO2024で印象的な活躍を見せたメリーノに興味を示しているという。移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、アーセナルはまだソシエダと支払い条件やアドオンの仕組みについて交渉中だが、2500万ポンド前後で獲得できる可能性があるという。 しかし今回のスビメンディの報道で、展開が変わるかもしれない。英メディア『football.london』によれば、リヴァプールのスビメンディへの関心は、特にスビメンディ、メリーノ両方とも先発ミッドフィールダーであることから、ソシエダが今年の夏に最も重要な2人の選手を失いたくないため、アーセナルの補強に影響が出る可能性があるという。ソシエダは今季、ヨーロッパリーグにも参加するため、リーグ戦との2足のわらじを考慮すれば、少なくとも片方は残したいだろう。 同メディアは先月、メリーノが自身の将来について語ったインタビューのコメントを掲載。その時にメリーノは「次のステップは自分自身を分析し、今の自分がどんな選手で、どこにいて、どこに行きたいのかを見極め、そのためにはどうすればいいかを考えなければならない。サッカーのレベルでは、ラ・レアル(ソシエダ)であと1年プレイできるし、成長できる最高の場所にいる。EUROが終わって日が経てば、クラブや僕の代理人と会い、彼らが僕に何を言うのか、何を言わないのかを確認する必要がある」と移籍をほのめかす発言をしていたが、果たしてどうなるか。今回の移籍報道によって、アルテタとスポーツディレクターのエドゥにとっては少々頭を悩ませる事態になったことであろう。
構成/ザ・ワールド編集部