切断した庭木の粉砕にガーデンシュレッダーを導入!枝切り鋏でチマチマと細かくする作業が一気になくなりました
■ドライバーとスパナで簡単組み立て 使い方もシンプル
大きな箱に入った商品を持ち帰り、さっそく組み立ててみました。日本のメーカーが企画開発した機械なので、説明書も問題なく読めます。組み立てはプラスドライバーとスパナ2本で簡単でした。専用の白いボックスを差し込み、ロックを締めないと作動しない安全設計なのも好感が持てます。 使い方は簡単でメインスイッチをONにし投入口に枝を差し込むだけです。さっそく枝を入れてみると、ギアに巻き込まれた手応えのあとは、みるみると機械の中に吸い込まれていきます。これは快感かも。 とくに考えもなしに、手近にあった枝の山からどんどん入れていけば、方方に伸びる小枝をものともせずに粉砕してくれます。ある程度、下のボックスがいっぱいになったところで開けてみました。すると思っていたほどには「粉砕」されていません。これは伐採したばかりの枝ばかりだったため、水分が多くて砕けずに潰れた形になったからでしょう。 ためしに薪ストーブの焚き付け用に昨年から置いてあったカラカラに乾いた枝を入れると、粉々に砕けてくれました。もしウッドチップとして庭に撒くような使い方をしたい人は、少し乾燥させる必要がありそうです。 しかし枝をコンパクトにしてゴミとして出したい家庭や、我が家のように堆肥ボックスに入れて堆肥化したい人は、伐採後すぐの粉砕で十分だと感じました。
■太い枝も破砕できるのか検証
さて、あっという間に小さくなった小枝の山ですが、せっかく購入したマシーンの最大粉砕性能も気になりますよね。投入口には、このシュレッダーの粉砕能力は最大が直径25mmから35mmとなってます。ただ直径3cmオーバーの枝は、なかなかの太さ。本当にそんなに太い枝を砕けるのでしょうか? それではまず直径3cmの枝から投入してみましょう。樹種は桜で切った直後の瑞々しい枝です。 投入開始直後、ギアに噛み込まれて「そのまま粉砕か!?」と思ったのですが、グワグワッという大きな音とともに機械は止まってしまいました。何度か挑戦したのですが、やはり難しいようです。切り口は潰れた形になっているので、やはり生技なのも良くなかったのかもしれません。 そこで次に直径2.2cmの枝に変更してみました。樹種は同じく桜です。すると今度は力強く吸い込まれ、すこしスピードは遅いものの、しっかりと粉砕されました。 今回のテストでは伐採したての生木だったことが大きく影響していると思われます。もっと乾燥していれば、3cm前後の枝も問題なく砕けるでしょう。
<写真・文/阪口 克>