トランプ氏「米ドル高を是正」 河野デジタル相「足元の円安は行き過ぎ」⇒円高・米ドル安につられて〈豪ドル対円レート〉も下落へ ~ここ2週間のオーストラリアマーケット動向【解説:三井住友DSアセットマネジメント】
三井住友DSアセットマネジメント株式会社が、2024年7月16日~2024年7月30日のオーストラリアマーケット動向について解説します。
為替
ここ2週間の豪ドルの対円レートは、下落しました。7月16日にトランプ前大統領の米ドル高を是正する考えや、17日に河野デジタル相による足元の円安は行き過ぎで、日銀に追加利上げを求めたという発言などが報道されたことで、円高米ドル安となり、連れて豪ドルの対円レートは下落しました。21日にはバイデン米大統領が11月の大統領選の候補者指名を辞退し、今後の米国政治の不確実性が高まったことで、さらに円高米ドル安となりました。その後、米国株式市場が大幅安となり、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ観測が強まったことや日銀の7月の追加利上げ観測の強まりなどから、円高米ドル安が進展し、連れて豪ドルの対円レートは下落しました。
金利
ここ2週間の豪州3年国債利回りは、横ばいでした。7月18日に発表された豪州の6月の雇用者数が、市場予想を大幅に上回る増加となったことで、豪州の利上げ観測が強まったため、豪州3年国債利回りは上昇(債券価格は下落)しました。21日にはバイデン米大統領が大統領選の候補者指名を辞退し、米国国債利回りが上昇したことにつれて豪州3年国債の利回りは上昇しました。その後、米国株式市場の大幅安を受けてリスク回避姿勢が高まり債券が買われ、米国国債利回りが低下したことに連れて、豪州3年国債利回りは低下し、期間を通じてみると横ばいとなりました。 ※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『トランプ氏「米ドル高を是正」 河野デジタル相「足元の円安は行き過ぎ」⇒円高・米ドル安につられて〈豪ドル対円レート〉も下落へ ~ここ2週間のオーストラリアマーケット動向【解説:三井住友DSアセットマネジメント】』を参照)。
三井住友DSアセットマネジメント株式会社
【関連記事】
- トランプ氏「米ドル高を是正」 河野デジタル相「足元の円安は行き過ぎ」⇒円高・米ドル安につられて〈豪ドル対円レート〉も下落へ ~ここ2週間のオーストラリアマーケット動向【解説:三井住友DSアセットマネジメント】
- 30~50代の5人に1人が「新NISAを始めました!」でも…「新NISAはやめておけ」といわれる7つの理由
- 「新NISAなんてやるんじゃなかった…」老後資金不足で投資を始めた年金月13万円・元会社員65歳がスマホを握りしめ「後悔に震えた」ワケ【FPの助言】
- FRB、「9月利下げの可能性」を示唆 ドル円は「ドル安・円高局面」に移行した可能性大【解説:三井住友DSアセットマネジメント・チーフマーケットストラテジスト】
- 「米国経済はもはや過熱していない」利下げ時期を探るアメリカ、“ジャクソンホール会議”が焦点に【解説:三井住友DSアセットマネジメント・チーフリサーチストラテジスト】