ノリスがシンガポールGP予選で今季5度目のPP!フェルスタッペン2番手、メルセデス勢3-4…角田裕毅はQ3進出8番手|F1
2024年のF1第18戦、シンガポールGP予選が現地時間21日行われた。 現地シンガポールはフリー走行3回目から引き続きドライ路面となり、すでに日没時間を迎えて照明が灯っている。 【動画】「速いなー」マクラーレンのノリス、シンガポールGPで今季5度目のPP| 18分間の予選Q1が始まるも、すぐさまアタックを行うドライバー、様子を見てピットに留まるドライバーと半々になった。 残り5分までに一通りタイムを出し終え、安全圏内にいないドライバーはここで新品ソフトを入れて、Q1のラストアタックへとでていく。 シンガポールはトラックエボリューションが大きく、後からアタックしたほうがタイムが明確に上がりやすい状況に。そんな中で角田裕毅は1:30.716で周回し、10番手でQ2進出を果たした。 Q1で15番手に入れなかったのはダニエル・リカルド、ランス・ストロール、ピエール・ガスリー、バルテリ・ボッタス、チョウ・グァンユの5台だった。 続く15分間のQ2では、最初にほとんどのドライバーがタイムを出し、それらがピットに戻るタイミングでメルセデス勢の2台が、トラフィックのないタイミングかつトラックエボリューションの恩恵を狙って、好タイムを叩き出した。 結局Q2のラストアタックでもタイムを伸ばせなかったアレクサンダー・アルボン、フランコ・コラピント、セルジオ・ペレス、ケビン・マグヌッセン、エステバン・オコンの5台がQ2止まりとなった。 角田は9番手でQ3進出を果たす。レッドブルグループ4台でQ3に駒を進めたのはマックス・フェルスタッペンと角田の2人だけとなっている。
そしてトップ10のグリッド順を決める12分間のQ3では、ソフトタイヤのストックに余裕がないドライバーは、最初にユーズドを装着してまずタイムを出しにいった。 だが残り9分、これからアタックに出るカルロス・サインツが最終ターン18~19でスピンし、リアからバリアに当たった。これでセッションは残り8分4秒で赤旗となる。 マシン除去の後のバリア修復に時間を要し、現地時間22:08より再開とアナウンスされた。だが残り時間8分ということもあり、ツーアタックは事実上不可能な状況に。そのため、時計が動き出しても9人のドライバーはピットに留まり、ワンアタックに懸けることになる。 残り時間3分が迫り、ここでようやく各ドライバーは新品ソフトを装着してトラックへと出ていった。各ドライバーはタイムが伸び悩む傾向となったものの、このワンアタックで1:29.525をマークしたランド・ノリスがポールポジションとなった。今季5度目のトップスタートを決めている。 2番手はフェルスタッペンとなり、3番手ルイス・ハミルトン、4番手ジョージ・ラッセルと、2列目はメルセデス勢となった。 5番手オスカー・ピアストリ、6番手ニコ・ヒュルケンベルグ、7番手フェルナンド・アロンソと続き、角田はQ2のタイムよりもやや落ちる周回となり、8番手だった。 チャールズ・ルクレールはトラックリミット違反でタイム取り消しになり9番手、そしてクラッシュのサインツが10番手となるため、トラック適性を示していたフェラーリ勢はまさかの9-10という予選結果になった。
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