上半期輸出額が過去最高 自動車の輸出好調で
日テレNEWS NNN
今年度上半期の貿易統計が発表され、自動車の輸出好調で、輸出額が過去最高額となり、貿易収支全体の赤字幅を大幅に縮小しました。 今年4月から9月までの貿易統計で、輸出から輸入を差し引いた貿易収支はマイナス2兆7184億円と、5期連続の赤字となりましたが、赤字幅は、去年と同じ期間に比べて大幅に縮小しました。 円安や半導体不足の解消などで、アメリカ向けのハイブリッド車中心に好調となったことが輸出全体を牽引し、輸出額は統計を開始した1979年以来初めて50兆円を超えました。 また、輸入では高騰していたエネルギー価格が落ち着き、石炭やLNG=液化天然ガスなどの輸入額が、去年の同じ時期と比べ4割ほど減少しました。 一方、同時に発表された9月の貿易統計では、中国が日本産水産物の輸入を全面停止している影響から、食料品の輸出額が、7月の188億円から9月は99億円となり、2か月で半減しました。