ジェイミー・xxが語る最新作「In Waves」と「サンプリング」、そしてThe xxについて
――「Life」での、ロビンとの仕事はいかがでしたか?
ジェイミー:とてもすてきな時間だったよ。いつでもそう。実は、彼女ともう何年も一緒に仕事をしてきているし、友人としても一緒に時間を過ごしてきた。彼女はキャリアが長いから、僕にとってはすごく良い刺激になるし、彼女と一緒に仕事すると、彼女から多くのことを学べるんだ。僕たちが今まで一緒に作ってきた音楽は、これまで正式に公開されることがなかったから、「Life」がリリースされてすごくうれしいよ。
――もともとつながりがあったんですね!この曲にはフランスのディスコグループ、リベラシオンによる「The House Of The Rising Sun」のカバーがサンプリングされていますが、それをロビンの歌と組み合わせるのは、とても素晴らしいアイデアだと思いました。
ジェイミー:サンプルを聴いた瞬間に、それをどうやって自分の曲に仕上げればいいのかというのがすぐにひらめいたという稀なケースだった。曲の仕上がりも実際に良かった。そして、ポップなメロディーを乗せるのが上手な人とコラボレーションするのが当然だと思ったし、僕が作ったトラックのテンションに負けない人とコラボレーションしたいと思ったんだ。ロビンとは既に仲良くなっていたし、僕たちはサウンドについての感性が似ているから、彼女なら僕が作曲したこのトラックを気に入ってくれると思った。僕が彼女にトラックを送ったら、彼女はすごく感激してくれて、ボーカルのパートを1日くらいで作って送り返してくれた。彼女のパートも完璧だった。
――「Breather」は、かなりアクロバティックというか、ダブステップやブレイクビーツといった複雑なリファレンスがある楽曲だと思うんですが、この曲にはどのようなバックボーンがありますか?
ジェイミー:「Idontknow」という曲を作って、パンデミックの最中にリリースしたんだけど、この曲は130BPMから160BPMに変わるんだ。