ボクシング・石田匠が引退式 今後は井岡ジムを継承へ
ボクシングの元日本スーパーフライ級王者・石田匠(井岡)が8日、エディオンアリーナ大阪で引退式を行った。 5月6日・東京ドームで井上拓真(大橋)に挑戦したWBA世界バンタム級戦で判定負け。試合後に1、2週間考えて引退を決断したという。10カウントゴングで送られた石田は今後、オーナーとして井岡ジムを継承する。「ジムを引き継いでいきたい。名前を“匠(しょう)ボクシングジム”として世界王者を育てます」と決意を示した。井岡一法会長は「第二の人生で成功してほしい。自分はサポートする。焦らんとチャンピオンをつくってほしい」と激励した。 石田は2009年のプロデビューから無敗の快進撃を続け、14年に日本スーパーフライ級王座を獲得して、5度の防衛に成功。17年にはWBA世界スーパーフライ級王者のカリド・ヤファイ(英国)に敵地で挑戦して判定負けを喫した。通算戦績は34勝(17KO)4敗。