暑さによる食欲減退で毎日‟そうめん”のみを食べていたら3キロ痩せました…この生活を続けても問題ないでしょうか?
暑い日が続くと食欲がなくなり、普段とは違う食生活が続いてしまう人もいるでしょう。 特に、冷たくてさっぱりしているそうめんは食欲がなくても食べやすいため「夏になると毎日のように食べている」という人も多いかもしれません。しかし、そうめんばかり食べていると栄養面で心配になることもあるでしょう。 「安くてダイエット効果もあるので、これからも積極的にそうめんを食べたい」という人は、そうめんだけでは不足しがちな栄養素について確認しておくと安心です。 本記事では、毎日3食そうめんを食べた場合の節約効果や、そうめんだけでは足りない栄養素を補う方法についても詳しくご紹介します。 ▼節約のために「カップラーメン」はNG? 栄養バランスと節約を両立させる方法とは?
毎日3食「そうめん」にした場合の節約効果は?
まず、毎日3食をそうめんにした場合にかかる費用について計算してみましょう。 300グラム387円のそうめんを100グラムずつ食べるとすると、1食あたりの費用は129円です。このほかに、めんつゆ代や薬味代、そうめんをゆでるために必要な水道代やガス代などをくわえるともう少しかかるでしょう。 総務省統計局の「家計調査報告[家計収支編] 2023年(令和5年)平均結果の概要」によると、単身世帯における1ヶ月の食費の平均は4万6391円です。これを30日で割ると1日の食費は約1546円、さらに3食で割ると1食あたりの目安は約515円となります。 そうめんにかかる費用を1食につき150~200円程度とすると、1日の食費は450~600円で済むことになるでしょう。1日あたりの平均の食費よりも1000円前後安く済む計算です。
「そうめん」を食べ続けることの栄養面での問題点
文部科学省の「食品成分データベース」によると、そうめんは100グラムあたり114キロカロリー、炭水化物25.8グラムで、そのほかにたんぱく質や脂質などの栄養素が含まれているそうです。 同量のご飯だと156キロカロリー、炭水化物37.1グラムなので、ご飯の代わりにそうめんを食べることでダイエット効果も期待できるかもしれません。 ただし、そうめんには炭水化物が多く含まれていますが、たんぱく質や脂質・ビタミン類・ミネラル類は不足しがちです。そのため、毎日そうめんを食べ続けていると健康面での心配も出てくる可能性があります。 夕食のみそうめんにするのであれば、朝昼で栄養バランスのとれた食事をしっかりとるか、不足しがちな栄養素を補える食事をそうめんにプラスする方法を考えた方がよいでしょう。