3年ぶりに刷新された新型「iPad mini」の進化ポイント、A17 Proの搭載で手頃な価格を実現、Apple Intelligenceの対応も視野に入れた戦略的な1台
このiPad mini(A17 Pro)は、最安モデルが7万8800円なので、現時点では最も安くApple Intelligenceを使えるモデルということになる。そういう意味でもリーズナブルなモデルということができるだろう。 ■モデルチェンジのサイクルが長めのmini ちょっと歴史を遡ってみると、iPad miniは2012年に初代が登場。以降、標準モデルやAirのスペックを8~8.3インチのディスプレイのコンパクトボディーに押し込む手法で、製品化され続けている。
第4世代までは毎年モデルチェンジされていたが、以降は第5世代が4年後、第6世代が2年後、このiPad mini(A17 Pro)が3年後と、間隔をあけて発売されている。ほかのiPadほど、販売台数が出るわけでも利益率が高いわけでもないので、発売間隔を広げることで、開発コストを下げていると思われる。 今回は、チップセット以外のボディー側は第6世代と同じということで、ディスプレイも8.3インチの少し縦横比が大きなものが使われている。ほかのiPadは現在、カメラが長辺に設けられるようになり、キーボードフォリオを接続し、横画面で使うことを想定されているようだが、このiPad mini(A17 Pro)は短辺にカメラが用意され、縦での利用が想定されている。
実際に、使ってみると実に手に馴染むサイズであることがわかる。 ■コンパクトが活きる利用シーンも多い XやフェイスブックなどのSNS、メール、ウェブサイトの閲覧は非常に快適だ。 筆者は普段、iPad Airを使っているのでiPad miniを使うのは久しぶりなのだが、この手に馴染むサイズを使うとつい欲しくなってしまう。 実は老眼でiPhone 16 Proだと細かい文字が見にくく、多少ストレスを感じ流ようになっていたが、このサイズは大画面iPhoneのようで快適だ。