じぃじ、おねがい!…年金月24万円・70代夫婦が直面する戦慄の「老後破産」危機。きっかけは、目に入れても痛くない8歳・愛孫が放った「無垢なひと言」【FPの助言】
長女の出した結論は…
その後、長女は子どもも交えて家族で話し合い、夫の赴任先へ家族で帯同することに決めたようです。借入先の金融機関にも相談し、自宅は期間限定で賃貸に出すことに。賃料は住宅ローンの返済に充てることができるそうです。 引き続き中学受験は目指すようですが、塾は赴任先の校舎に転校し、首都圏の受験を目指すとのこと。 「私も向こうで働くし、これからはちゃんと家計簿もつけて、塾代も自分たちで出すわ。夫にも、そんなにお義父さんに負担してもらってたのか! って怒られちゃって」 どうやら、長女は夫にきちんと説明していなかったようです。 「それに、またこっちへ戻ってきたときにはフルタイムで働くつもり。いままで、お父さんたちの状況も聞かず、頼ってばかりでごめんなさい」 愛する娘と孫が遠くへ行ってしまうことに寂しい気持ちもありますが、こうしてようやくA夫妻には平和な日々が戻ってきそうです。 まとめ 祖父母ならば、可愛い孫のためにできるだけのことをしてあげたいと思うものですが、優先すべきは自分たちの生活です。自身の老後資金をしっかり確保したうえで、無理をしない範囲で援助するのがいいでしょう。 子ども世帯に事情を伝えにくい場合もあると思いますが、きちんと話すことがよりよい関係を続けていくことにつながります。 石川 亜希子 AFP
石川 亜希子
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