投資をしてみたいけれど資金がありません。あきらめるしか方法はないでしょうか?
テレビやインターネットなどで投資の話題を見聞きする機会が増えました。これは、NISA制度が2024年に改定され、より利用者にとってメリットがもたらされるようになったことが大きな理由でしょう。ただ、投資に興味を持ちはじめ、いざやってみようと考えても、肝心の資金がなければ金融商品の購入もできません。 本記事では、投資をしたいけれど資金がない人はどうしたらよいのか、その方法をいくつか紹介します。
投資や資産運用について
投資をしてみたいという段階の人は、投資や資産運用などについて、まだ知らないことも多々あるでしょう。まずは、投資や資産運用について整理しておく必要があります。 投資は、資産運用の一つの手法とされるのが一般的です。応援する国や企業などへ自分のお金を投じ、それによって利益を得ようとする行為が投資といえるでしょう。投資に関する金融商品には、株式や投資信託、債券などがあります。 一方で、金融機関へお金を預ける預貯金も、資産運用の一つです。預貯金の金融商品には、普通預金や定期預金、積立定期預金などがあります。 預貯金に関しては、多くの人が経験しているでしょう。NISAなどで注目を浴びているのは、どちらかといえば投資による資産の運用や形成です。通常、投資によって得られた利益には課税されますが、NISAの制度内で運用をして得た利益には課税されません。これが、NISAが注目され、投資にも興味を持つ人が増えている大きな理由です。
100円から購入できる商品もある
説明したように投資には株式や投資信託、債券などさまざまな種類があります。また、株式よりも投資信託、投資信託よりも債券のほうがリスクが小さいとされるのが一般的です。比較的リスクがあまり高くはないといわれている投資信託からはじめる初心者が多いのは、そのためでしょう。ただ、株式や投資信託にも多くの金融商品が用意されており、それぞれでリスクが異なる点は押さえておかなければなりません。 そのうえで、たとえば投資信託では、100円から購入可能な商品もあります。100円のみの購入では、大きな利益は期待できないでしょう。しかし、この程度の少ない資金からでも投資をはじめられるとの認識は重要です。投資に興味があれば、資金がないうちは大きな利益を追求する前に、まずは少額からでもはじめてみましょう。 それをきっかけに勉強する意欲も生まれ、まとまった資金が用意できるまでに、投資に関する多くの知識や情報を得やすくなる可能性があります。購入代金以外にも手数料などがかかる場合があるため、そうした点も考慮しながら商品や購入先を選択することも重要です。