【続報】投資用マンション建築の暁建設(埼玉)が破産開始決定=債権者は360名
(株)暁建設(戸田市)は6月12日、東京地裁より破産開始決定を受けた。破産管財人には富永浩明弁護士(富永浩明法律事務所、東京都中央区銀座7-12-14)が選任された。 負債総額は360名に対して52億7104万円。 コンクリート基礎工事業者として設立。その後、マンション建設を基幹事業とした。投資用マンションの建設を得意とし、個人投資家向けの取引拡大で2019年7月期に6億5100万円だった売上高は、2023年7月期に53億1700万円と急拡大していた。一方、材料費や外注費など原価上昇などから、2023年7月期の利益は1025万円にとどまっていた。 こうしたなか、2023年夏頃より支払遅れが目立つようになり信用が低下。さらに2024年1月、注文者(施主)に対して、資材高騰などを理由に、請負代金の増額に応じた案件から優先的に施工することを通知していた。しかし、一部債権の回収が困難になるなど資金繰りは改善できず3月29日、事業を停止していた。 なお、事業停止後の4月8日に登記上本店を東京都葛飾区に移転している。 ※(株)暁建設(TSR企業コード:314548025、法人番号:2030001104489、戸田市新曽423、登記上:東京都葛飾区宝町1-2-6、設立2014(平成26)年8月、資本金3000万円)