新NISAでは誰もが知る有名銘柄が狙い目!「ソニーグループ」は世界が注目するエンタメ企業で期待大
新NISAは、非課税で投資できる投資期間が無期限であることが魅力。目先の値動きに振り回されず、長い目で着実な成長と値上がりが見込める銘柄を選びましょう。重要なのは、長期でも安心して持てること。誰もが知るような世界的企業を狙うのも、有効な手です。『一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った 新NISAで買うべき株&投信77 2025年度版』から、長期保有向きの成長株選びのポイントと、2025年にオススメの銘柄例を紹介します。 【この記事の画像を見る】 ● 日本が誇るゲームやアニメ関連の代表銘柄! ソニーグループは中長期で成長が期待できる 投資で、相場の上下動は避けられません。2024年の7~8月に、株式市場が急落に見舞われたのは記憶に新しいところです。買ったタイミングや銘柄によっては、損となってしまった人もいるでしょう。 しかし、新NISAは非課税で投資できる期間が無期限。短期の値動きに一喜一憂せず、どっしり構えて値上がりを待てばいいのです。もちろん、どんな銘柄でも買って持ち続ければいいというわけではありません。長期でも安心して持てる株、つまり長い目で見て、着実に成長しそうな銘柄を選びましょう。 わかりやすい狙い目としては、世界で活躍する、日本を代表するような有名企業。単に有名なだけでなく、強い競争力を持っていることが条件です。その代表例の一つがソニーグループです。 ソニーグループは、ゲームやアニメなどの日本が誇る分野を代表する存在。これらのIP(知的財産:ゲームやアニメのタイトルやキャラクターなど)を軸として、順調に業績を拡大しています。 2024年12月19日には、KADOKAWAとの資本業務提携を発表し、同社の株の約10%を保有する筆頭株主に。マンガやアニメの強力なコンテンツを多数持つKADOKAWAとの連携で、さらなる成長が期待できそうです。 さらに画像センサーでも世界トップシェアを誇っており、自動運転の開発が進む自動車向けなどで今後の需要拡大が見込めます。 ● 長期保有では“安心感”が重要! 逆風にも負けない銘柄を選べ 新NISAは通常なら投資で得た利益にかかる、約20%の税金がゼロになるのがメリットです。言い換えると、利益が出なければメリットがありません。さらに、損が出た場合は損益通算ができないというデメリットもあります。 したがって、“なるべく確実な利益”を目指すことが重要となります。高配当株への投資は、その一つの手(こちらの記事を参照)。一方でソニーグループのような、中長期で手堅い成長が期待できる銘柄を狙うのも、理にかなった方法です。 成長株は値上がり益という、配当よりも大きな儲けが期待できます。利益が大きいほど、非課税になる20%分のトクも大きくなります。高配当株よりリスクは高めですが、世界で“勝ち組”の企業なら、安心感は高いでしょう。トヨタ自動車や信越化学工業なども、代表的な例です。 株価は、長期的に見ると企業の業績に連動します。銘柄選びの具体的なポイントとしては、まず売上や利益が長い目で見て右肩上がりで、今後もそれが続きそうなこと。また、売上高営業利益率やROEといった“稼ぐ力”の強さも要チェック。これらの条件をクリアする企業は、逆風にも負けずに成長を維持する実力の持ち主です。 世界的企業のほかにも狙い目はあります。国内で企業相手のビジネス(B to B)を行っていて、業界トップや高シェアの製品・サービスを持つ銘柄です。それらの中には、10年以上連続で増収・増益など、驚くほど安定的に業績を伸ばしているものも。一般的な知名度は高くない企業も多いですが、チェックしてみましょう。 ※本稿は、ダイヤモンド・ザイ編集部編『一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った 新NISAで買うべき株&投信77 2025年度版』(ダイヤモンド社)から再構成したものです。
ダイヤモンド・ザイ編集部