1つでも当てはまったら歯周病かも。簡単チェックリストと「歯間みがき」3ステップ
歯みがきをするたびに血が出たり、歯と歯の間に食べ物がはさまったりと、口の中の困りごとがあるい人も多いのでは? その症状、じつは歯周病が原因かもしれません。歯科医の照山裕子先生に、歯周病の人に起こりやすい症状や、歯間掃除のコツを教えてもらいました。 【写真】1回で使うフロスの長さ
歯周病チェックリストを確認
「歯を失う原因の歯周病は自覚症状に乏しく、気づかずに進んでいるもの。チェック項目に1つでも当てはまったら歯周病対策を。歯科医院で定期的に歯石を除去することも大切ですが、なによりも日頃の歯みがきと、歯間掃除のセルフケアが大事です」と照山先生。 知らぬ間に歯のトラブルが進行していないか、皆さんも確認してみましょう。 <1つでもあったら歯周病の可能性が…歯のチェックリスト> ・歯みがきをするとたびたび出血する ・歯と歯の間に食べ物がはさまる ・朝起きたとき、口の中がネバネバ ・歯茎がむずがゆい、腫れている ・冷たいものを食べるとしみる ・歯が長くなったように見える ・最近、口臭が気になる ・歯並びが悪くなってきた歯周病が怖いのは、ほかの病気の引き金になること。 「歯周ポケットが4mm以上ある人は、歯茎の毛細血管をとおして歯周病菌やその毒素が全身に飛び火して悪さをすることが、さまざまな研究でわかっています」(照山先生)
巻きタイプのフロスで歯間を掃除
歯と体の健康を守るためにも、歯みがきに加えてフロスや歯間ブラシを習慣づけませんか。ここでは、巻きタイプのフロスの使い方を解説します。
●1:ひじの長さに出す
1回の使用量は約30cm~40cm。歯茎が引き締まっている人はフロスがおすすめ。ワックスありは歯間に入りやすく使いやすいです。ひじの長さでフロスを取り出します。