樹氷すくすく、蔵王でライトアップ 来年2月23日まで
山形市の蔵王温泉スキー場で27日、樹氷のライトアップが始まった。国内外から訪れた観光客は極寒になると、出現する多くの「スノーモンスター」たちとの対面を楽しんでいた。 蔵王ロープウェイ(同市)によると、近年、樹氷となるアオモリトドマツは枯死被害が深刻にはなっているものの、今月に入ってからの強い寒波の影響で、順調に大きくなっているという。 この日、午後5時の蔵王ロープウェイ地蔵山頂駅近くの気象状況は氷点下11.2度、風速17メートル。訪れた人たちは目を開くのも大変な強い風と、厳しい寒さに耐えながら、ライトアップされた「モンスター」たちを前に記念撮影するなどしていた。大阪市旭区から友人と訪れた龍谷大(京都)1年の四十物(あいもの)優衣(ゆい)さん(19)は「今までの人生で最も寒かったが、きれいな樹氷に感動した」と笑顔だった。ライトアップは来年2月23日まで。開催日は同社ホームページに掲載されている。