餌代高騰!“入場無料”を実現し続ける、飼育員たちのユニークな試みとは?
返礼品はゾウの“選ばれしうんち“
今、そんな『岡崎市東公園動物園』の“”返礼品”が話題を集めています。それはなんと、ふじ子の“本物のうんち”を使用した「ふじ子のうんち模型」。3万円の支援をすると、そのお礼としてもらえるのです。
作り方は、まず2か月間しっかり乾燥させたふじ子のうんちに、ニスを塗ってコーティング。ニスを塗っては乾かしを10回ほど繰り返し、飼育員が丹精こめて手作りしています。 同園によると、ふじ子は定期的に糞便検査を実施。寄生虫、ばい菌が含まれていないか検査を行っており、“うんちの模型”は乾燥させてニスでしっかりコーティングさせているので、衛生面は問題ないということです。 また、ゾウのうんちには、草などの繊維が多く含まれており、“うんち模型”の表面を見ることで、草の形が残っている様子を観察することができます。
「1日60個ぐらいうんちをするんですけど、その中で(崩れずにきれいな形のまま残っているものは)1個あるかないか。かなり貴重なうんちなので、そう“選ばれしうんち“です」と、返礼品について話す山西さん。
“選ばれしうんち“の返礼品に来園者も興味津々。「動物園にしかできないお返しだなと思いますね。玄関とかに飾ると運気が上がりそうですね」、「これでも記念になるから、いいかもしれないですね。床の間に飾っておこうか」などさまざまな声が寄せられました。 飼育員たちの努力が実り、クラウドファンディングの目標金額はすでに達成。同園では次の目標に向けて、7月19日(金)まで支援を受け付けているということです。
餌代高騰に立ち向かうべく、クラウドファンディングに挑戦中の『岡崎市東公園動物園』。「子どもたちが気軽に来て遊べる場所でありたい」という思いから、今後も“入園料無料”を続けていく予定だということです。