よくも悪くも「小春日和」、凪状態の株式相場で打つべき策
山の木々が色づく中、気持ちのいい晴天に恵まれた関東地方。株式相場も同様に「小春日和」が続きそうだ(イメージ写真:やすだちはる/PIXTA)
本稿を執筆している11月19日の関東地方は「小春日和」という言葉がピッタリな、穏やかで暖かな晴天だった。きっと紅葉狩りに出かけられた方も多いことだろう。気象予報士ではない筆者にはこの先の天気は予想できないが、株式相場はきっと「小春日和」が続くのではないだろうか。 決算発表シーズンも終わり、穏やかな(言い換えれば、うねりに乏しい)市況が続いていることで、またもや日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)の数値低下が一部の投資家や市場関係者の間で話題になっているらしい。11月18日は18.20ポイント。これは8月19日の18.11ポイント以来の水準である(いずれも終値ベース、以下同)。 今年になって18ポイント台の水準まで低下した日は数えるほどしかない。実は、この18.11ポイントを記録した直後の 8月21日付の当欄 でも、日経VIの低下を取り上げたことがある。そのときも「低いからといって(相場が)平穏状態にあるとは限らない」と指摘したつもりである。
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岩本 秀雄