「光る君へ」柄本佑、最終回で減量していた まひろと道長、別れのシーンの裏側
「まだそこまで客観的に見れてもないしわかってもないんですけど結局道長さんって、別れのシーンのときに権力者とかいうことじゃなく本当にシンプルな愛情の形みたいなことじゃないかなと思っていて。だからやっているときは不思議な、何かそぎ落とされていくような感じはしました。ただ誰にも看取られていないんですよね。倫子が来たときにはもう亡くなっていたので。そこらへんのことがドラマとして切なくもいいなと思うところでもありますし」
途中、まひろが「源氏物語」の主人公・光源氏の最期を描かなかった理由を道長に明かす場面もあったが、吉高は「わたしは印象的なセリフがあって“光る君の最期を描かなかったのは幻がいつまでも生き続けますようにと願ったからでございます”と。まひろの中では道長の物語はずっと続いていくんだろうなっていうふうに感じたセリフだったなって。たぶん、二人の物語はずっと続いているから、まひろも最後は歩き続けていたんじゃないかなって思います」と解釈を述べつつ、ラストシーンに思いを馳せていた。
トークショーには約2,6000人の応募があり、当選倍率は約28倍。会場には約950人のファンが集まった。(編集部・石井百合子)