閉経後の8年間、人生で最も「厄介」「PMSよりも辛かった」。米ハリウッド俳優(64)が心境を明かす
日頃から、SNSで自身の生活を率直にシェアしている俳優のヴァレリー・バーティネリ。そのアティチュードはドリュー・バリモアのトーク番組『The Drew Barrymore Show』でも貫かれていた。同番組の最新回で、ヴァレリーとドリューは閉経後のメンタルヘルスと、閉経したあとに押し寄せる困難について、率直に語り合った。 【写真】無感動になる、喪失感に押しつぶされそうになる…。あなたも「中年の危機」かもしれない17の兆候 ドリューがヴァレリーに「あなたは今、月経周期のどの地点?」と聞くと、「あぁ、もう私の月経は死んだのよ!たぶん8年前くらいにね」と笑い飛ばして返答。閉経周辺期と更年期症状が「10~12年くらい」続いたという。 「ホットフラッシュやブレインフォグ(脳に霧がかかったようなぼんやりした状態)もあった。TVのコメディ番組『ホット・イン・クリーブランド』をやっていた時は、まさにブレインフォグを乗り越えようとしている時期だった」 更年期が終わると終わるで、今度はメンタル的にとても困難な時期に入ったが、誰もそのような心構えをするようにと教えてはくてなかった、と過去をふり返る。 「ちょっと混乱したわ。だから、今は専門の医師がついていてくれるのがとても嬉しい。だってもう閉経して8年になるけど、この8年は私の64年間の人生の中で最も厄介で難しく悲痛な8年間だったから...。」と彼女。その感覚は、月経前症候群(PMS)の時の感情の揺さぶりより「ひどい」ものだったと加えた。 「私のメンタル、大丈夫かな。どうしちゃったんだろう、何が起きているの?という感じだった」(クリーブランド・クリニックによると、この頃に起こる鬱も閉経後の症状のひとつとして可能性があるという)。 ドリューはうなずき、「たしかにそう、閉経が月経よりも対処に困る厄介者だなんて、誰も言わないものね」と肯定的に返した。 この数年、ヒーリングについて頻繁にシェアしていたヴァレリーだが、最近は禁酒を試みたことや新しい恋人マイク・グッドナフとの順調交際など、幸せにつながる変化を起こして、「最高な人生を送っている」と米『People』誌に述べている。 禁酒については「心の痛みを麻痺させないことがとても重要だと思う」と彼女。「感情は立派な情報。自分はなぜ今こういう感情なのかを真剣に自問してみたら、ほとんどの場合、乗り越えることができた」と語る。 最後には「今は幸福感が満ちていて、自然に鼻歌を歌ってしまうような、そんな気分ね」と述べたヴァレリー。8年という非常に長く続いた闇の時間から、新たに希望の光を見つけ出した彼女に拍手を送りたい。
From Harper's BAZAAR.com